クロームモリブデン鋼(SCM435)を採用した最強の強度を誇る軽量Lug Nut をはじめ、超々ジュラルミン(7075)を 採用した冷間鍛造ナット&ボルト、すべては安心の強度を第一前提とした素材、製造方法により生み出されたシリーズです。
ポルシェなどに採用されているM14シリーズのクロモリナットは待ち望んでおられた方も多いかと思います。 BMDクロモリナットは一般的なスチールナットに比べ約90%アップの強度を誇ります。 超々ジュラルミン7075にT6熱処理を施したBMDジュラルミンナット&ボルトも一般的なスチールナットに比べ、 約20%の強度アップを実現しています。
ここで重要になってくるポイントは、素材強度も重要な要素ですが、肝心なのはネジ山の製法なのです。 あながち見落とされがちですが、いくらクロモリ鋼や7075ジュラルミンであっても一般的な切削ネジ製法ではネジ山を 削り取りながら製造するので、 鋼材の繊維に当たる鍛流線を切断していくことになり、ネジ山自体の強度が出ません。 それに対しBMD Forged Lug Nut シリーズのすべての製品(クロモリもジュラルミンも含め)のネジ製法は、 転造ネジ製法では鋼材を切削せずにネジ山と谷の部分を塑性加工によって押し込むようにして加工するため、 切りくずが出ず、鋼材のなかにある鍛流線が途中で切れません。また連続した鍛流線が維持されます。 転造はいわば鍛造のように、たたいて鋼材の形状を作っていく技法です。こうすることによって一般的な切削ネジ製法の ホイールナットに比べBMD Forged Lug Nut のネジ強度は約2倍の強度を誇ります。
アルミナットはすぐナメる、といったまちがった世論的定説が浸透してしまっているのも、その辺をご理解して いただければ納得していただけるでしょう。 こうした安心、安全への確かなこだわりの品質を第一前提としながらバリエーション豊富なラインナップの BMD Forged Lug Nut シリーズをぜひご検討ください。